【プロが解説】ドライバーのスライスを「劇的に改善」!原因と科学的アプローチ

この記事を書いた人

岩田雅之プロ

岩田雅之プロ

PGA

【資格】
PGAティーチングプロA級・
ジュニア指導員
【ベストスコア】 67
【インドアゴルフレッスン歴】 15年

【ベストスコア】 67
【インドアゴルフレッスン歴】 15年

ゴルフは何歳からでも始められるスポーツです。年齢、性別、体格に関係なく誰もが上達し楽しめます。「スコアアップしたい!」「飛距離を伸ばしたい!」「ラウンドで周りに迷惑をかけないようなプレーがしたい!」目標に向かって一緒に楽しく上達していきましょう。

ゴルフの目標はお持ちでしょうか。例えば、スコア〇〇でラウンドしたい!ドライバーで〇〇〇ヤード飛ばしたい!バーディを獲りたい!など具体的にお持ちの方も多いでしょう。
そんな目標を持った多くのゴルファーが直面する課題の一つが、ドライバーでのスライスです。スライスとは、打球が右に大きく曲がってしまう(左利きの人は左へ曲がる)球筋のことで、飛距離をロスするだけでなくOBにつながる可能性もあります。
 
なぜ、スライスは起こるのでしょうか?今回は、スライスの主な原因を科学的な観点から解き明かし、それを劇的に改善するためのアプローチを解説します。

■なぜスライスは飛距離をロスするのか?


 
飛距離を出すためには、適切なスピン量と打ち出し角が重要です。テレビで活躍するプロの球筋を見てみてください。多くのプロが採用するドローボール(右に打ち出して少し左に曲がりながら真ん中に戻ってくる球筋)は、この条件を満たしやすく、飛距離が出やすい傾向にあります。
 
一方、フェードボール(左に打ち出して少し右に曲がりながら真ん中に戻ってくる球筋)やスライスボールは適正なスピン量よりも多くなることがほとんどです。この余分なスピンが、打球を大きく曲げ、推進力を奪ってしまうため、飛距離を大きくロスしてしまうのです。
 
スライスを改善することは、飛距離アップへの最短ルートと言えるでしょう。

■ドライバーがスライスする3つの主な原因

ドライバーのスライスには、主に3つの原因が考えられます。

1.グリップの握り方

左手甲を基準にするとグリップの握り方は、ウィークグリップ、スクエアグリップ、フックグリップ(ストロンググリップ)の3つに分類されます。
スライスに悩む方の多くは、「ウィークグリップ」という握り方をしています。左手でクラブを下から支えるように握るこの握り方がスライスの原因となる場合があるのです。
 
試しに、クラブを持たずに左腕をダランと脱力させてゴルフのアドレスのような状態で前傾姿勢をとってみてください。この時の左手の向きを観察してみてください。ほとんどの人は、左手の甲が自然とやや内側を向いているはずです。つまりウィークグリップは、体の構造からすると不自然な握り方で、力も入りにくく、フェースターンさせるのも大変なのです。
 
練習場でウィークグリップとフックグリップで打ってみて球筋の変化を比べてみましょう。

2.フェースが開こうとするクラブの特性

・フェースは自然にスクエアに戻らない
まず直立した状態でクラブを胸の前でグリップします。次にリーディングエッジを地面に対して垂直に構えます。
では握っている手を少しゆるめてください。クラブヘッドはどうなりましたか?何度もやってみてくださいね。
100%右にコロンとなります。100%です。つまり何も意識しなければクラブヘッドには常に右にコロンとなる力がかかっており、フェースは開くようになっています。
 
スイング中、ずっと開こうとするフェースに対して自分は何もしないとなるとスライスが出てしまいます。開かないように、むしろ閉じていくように腕を左に捻りながらインパクトを迎える工夫が必要です。

3.アウトサイドインの軌道

スイング軌道が、目標方向に対して「アウトサイドイン」になっていると、スライスが発生しやすくなります。
 
ボールと目標方向を直線で結びます。スティックやクラブを置くとわかりやすいですね。アウトサイドインというのは、自分が立っている側から見ると右側の遠い所から左側の近い所に直線を斜めに横切るような軌道をいいます。
このような軌道は、フェースがスクエアでインパクトしてもボールにスライス回転がかかりやすいです。
フェースが開いていれば確実にスライス、フェースが閉じていれば引っかかったりいわゆる"天ぷら"が出ます。この軌道を改善するには、その真逆である「インサイドアウト」の軌道を目指しましょう。
右側では自分に近い所から左側ではスティックより向こう側にインサイド軌道を作ります。
インサイドアウトに振るのは手ではなくクラブヘッドという所がポイントです。

■科学的アプローチでスライスを克服しよう

"ボールにスピンをかける"という行為は様々な競技で当たり前のように行われています。運動経験がある方は思い出してみてください。野球、サッカー、テニス、卓球、ボーリングなど、定規で引いたような真っ直ぐの飛び方をしている事がほとんどないように思います。ゴルフも例外ではありません。
 
スライスを改善するためには、まず「クラブヘッドは自然に開くものだ」という前提を理解し、それを補うための動きを身につけることが大切です。
まずフェースが勝手に開いてしまう道具を開かないように使います。またボールに右回転をかけず、むしろ左回転をかけるくらいの動きを意識しましょう。
 
「飛距離を伸ばしたい」という熱意は、スイングの改善や練習の工夫につながる素晴らしい原動力になります。今回解説したスライスの原因と対策を参考に、理想のショットを目指して練習に取り組んでみてくださいね。
 

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